蕎麦屋、居酒屋としての「湯島春近」のこだわりは3つあります。①発芽十割蕎麦に徹すること。②従来の蕎麦前料理から脱して、美味しい料理メニューを開発すること。③食材に含まれる添加物を極力除き、安全素材にこだわったメニューを実現すること。この3点です。
①発芽十割蕎麦
蕎麦は本来、米、小麦粉に比べてタンパク質、ビタミン、ミネラル、ルチンやGABAなどの機能性食品の含有量が圧倒的に多く、完全食品に近いと言えます。ただしこれらは、甘皮と呼ばれる外側部分に含まれています。蕎麦実の中心部はほとんどが炭水化物です。これらすべての栄養価を摂るには甘皮を含んだ抜き実全てを摂る必要があります。ただしルチンは水溶性のため、蕎麦茹での際に流れ出てしまいますので、いわゆる蕎麦湯をいただく必要があります。
湯島春近は抜き実を2晩水に浸けてわずかに芽を出した時点で(実は根ですが)フードプロセッサで粉々にして練ります。それを製麺機に掛けて蕎麦麺にします。発芽の際に炭水化物が糖化するため、甘くて美味しい蕎麦になっています。
②美味しい蕎麦前料理
従来の蕎麦前料理の常識を破り、美味を追求した様々な料理があります。例えばグリーンピースやビーツのフムス(中東料理)、真鯛のカルパッチョ(イタリア料理)、新鮮な野菜だけで水を使わないガスパチョ(スペイン料理)、茄子に挽肉を挟んだドルマ(トルコ料理)。天ぷらでもいちじくとクリームチーズの天ぷら、シャインマスカットとクリームチーズの天ぷら、といったたぐいです。
③添加物は極力除く料理
全ての調理に当たっては極力、添加物を除く努力をしています。原材料は自然に存在する素材にこだわり選択しています。また、現代人に不足しがちな野菜類を多く接種できるようにメニューを開発しています。
さらに付け加えたいのは、楽しい居酒屋としての演出です。どなたも笑顔で食事を楽しんでこそ、身に心に役立つと思うからです。「Enjoy Lunch!」「Enjoy Dinner!」